北アルプス山行
 常念岳・蝶ヶ岳
 Vo,1    2007年10月15〜16日
コース→ 三股Pより 前常念経由常念小屋(泊)〜蝶ヶ岳から 三股Pへ 


諏訪SAにて
ホンダ・フュージョン(250cc)で 山登りに出かけてみました。
一人で行くには交通費も安い 荷物もパッセンジャーシートに ゴムネットで括り 万全!

スクーターは長距離の場合、高速道路が 案外楽です。
今夏に 東北方面ツーリング、結構 快適に過ごしてまいりました。

お尻が痛くならないし 疲労感があまり無かった、風防のおかげ?か。
ただし書きがつきます。(遅いスピードに慣れれば)とね!
長野自動車道豊科ICで降り 次の交差点(豊科北)を左折
突き当たりクランク状に 右、左と「ほりでーゆ〜・四季の郷」を
目印に 三股P(駐車場)へ
三股Pに到着後、出発準備を整えてから、適度にストレッチ「さてと」で出発!
約1km歩き 三股の先で二手に分かれるが、右に曲がり前常念へ。

計画は常念岳の手前の分岐で、右にトラバースするように常念小屋に直行する予定。

(だが、とんでもない事に)。

常念小屋一泊で 翌日は(反時計回りで)常念小屋から蝶ヶ岳経由、三股にもどる予定。

←(途中)霧があたりを包む、その中で紅葉している木々がある。
周りが全て 霧に包まれている。

←これでも霧が晴れている瞬間を狙って撮ってます。
薄っすらと 前常念?らしき山が見える。
前常念の山頂に行くにしたがい険しく、
岩の上にある ぺイントマークを頼りに登る。

←丸や矢印の、黄色や赤いペイントがある。
しかし 霧では ペイントマークを探すのも一苦労・・・
霧が晴れたり、
濃くなったり
高山植物も紅葉か? だいぶ よじ登って来たと思っていたが、まだ上はある。

←霧が晴れた瞬間の写真@

←霧が晴れた瞬間の写真A・この直後 霧が濃くなり ペイントマークを見失う事が多くなってきた。
大幅に 時間のロスが重なる、コースから外れる事もしばしば、経験から足裏感覚で(踏み跡?)人が歩いていた所を探しながら。

突然「グラリ」と岩と一緒に落ちそうになり ほかの石に飛び移るが、足を滑らせ、石と石の間に足を取られ、「ボキッ」と音がした。
「折れたか?」弁慶の泣き所を「ガッツ!!」ズボンもすこし破け血がにじんでる・・・・・「イタ〜ッ」
・・・5分位動けなかったが、折れた所を確認する・・・足を石の間から抜き、骨折箇所は・・・ない!

折れた音が確かにしたが、折れたのは手に持っていた登山用ストック・・・「よかった〜」と胸をなでおろした。

視界不良で もしコースを外れていると判ったら 判る所まで戻る事が肝心(体力勝負になりますが)。

ようやく前常念を過ぎ 常念岳山頂へ向かう途中に 常念小屋へ向かうトラバースへの分岐で標識を発見!。
霧がかなり濃い状態だが、標識を見て 常念小屋への近道「常念小屋→」方面に進むが、これが間違いの始まり

少し進んでいくと道が無い、?? さらに 少し無理して進むが 道を発見できず。

夕暮れが近づき暗くなってきて、霧が濃くなると辺りは一変する。
無風状態で霧が晴れない さて 戻るにも道を発見できない状態で 霧と闇に包まれる。

心配かけないようにケータイで常念小屋に ビバークする事を伝えた。
場所も聞かれたが なんと「常念岳のトラバースは現在使われてない」とのこと・・・・

古い地図では載っておりますが 道が切れてます。

当然心配される「テントなどを持っているか聞かれたが テントは無いが ビバークできるだけの準備があることを伝えた。
私がパニックになっていない事は 電話の応対でわかるのか 「では 気をつけてください」と軽く言っていた。

さて 問題はビバークの場所確保、地震が起こる想定や 冷え込みを考え、ビバーク場所を探しながら移動する。
うえに上がれる所を探し 尾根伝いに出て 常念方面に進むが 尾根は下から雲が吹き上がり体感温度が低くなる。 

相変わらず辺りは霧と暗がり その中を踏み跡さがして進んだり戻ったり・・・

 私、今このHPを作っているので・・・  死んでなんかいません 千の風に千の風に乗って 
   
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