鎌倉で怖いニアミス
鎌倉に天園(てんえん)ハイキングコースがある。

今日は奥さんと二人でハイキング、鎌倉の町は 良く散策をしたが、鎌倉の山は歩いたことがない。

少し説明をすると、海岸から、鶴岡八幡宮に向かい 右手の方から町を取り囲むように山並みがあるが、
その山並みに天園ハイキングコースがある。
年配の方でも歩けるような低山のハイキングコースである。

鎌倉の町の東方面に 瑞泉寺があるが 瑞泉寺の後ろはすぐ山に囲まれている。
瑞泉寺に向かい 右側に天園ハイキングコースの入り口がある。

瑞泉寺の裏山に上ると 鎌倉霊園が右側、瑞泉時を巻くように左に曲がると、左は瑞泉寺
右には 横浜霊園と,夏向き?の場所です。


そのような場所だから、自殺志願者が寄ってくるのか、私たちがハイキングを始めようと、
その場所に 首吊り自殺をした人がいたらしく、危うく自殺者とニアミス。


直接見たわけではないが、地元の人が入り口で腕組をしながら 立ち話をしていた。
「こんにちはー」一声掛けながら入り口の前へ、すると 
ロープが張られ立ち入り禁止の小さなボール紙までついていた。
「今そこから登れませんよ」と立ち話をしていた方に言われ、警察が来て、自殺者を降ろすところらしい。

そういえば警察の移動交番がかなり手前に止めてあった。
地元の人に「ハイキングしに来たのなら、もう少し降りたところから 反対側に登れますよ」と教えてもらう。
つまり、瑞泉寺に向かい左から登り 瑞泉寺の裏山をエスケープのコースだ。

とりあえず 教えて頂いた所から登り始めた、かなり泥濘(ぬかるんだ)所だが 
足跡が多くかなり人が入った跡がある。 
「こんなコースでも かなり人が登るんだな」と 奥さんと話しながら登っていくと、
程なく ぬかるみを抜け本来のハイキングらしい道だ。

天気は上場、「直接見たわけではないが、首吊り自殺に出くわしたのは 参った、忘れよう」
などと話しながら 歩いていた。

ところが、とんでもないことを思い出してしまった。

その 思い出したこととは・・・・・

まだ奥さんと結婚していない頃、お花の先生でもある彼女(現 奥さん)が、
「瑞泉寺はキキョウが有名だから行こう」と誘われ、バイクで行ったときの話です。

わたしは 瑞泉寺の手前に ハイキングコース入り口の看板を発見する、
「馬鹿と煙は高いところが好き」わたしもハイキングコースをチョッと登ってみたくなり、
彼女に「チョッと上まで行ってこないか」と誘うと、話がまとまりハイキングコースへ。

ところが、入り口付近で 地元らしい人が腕組をしながら 立ち話をしていた。
入り口に行くと、そこにはロープが張られ 立ち入り禁止の 小さなボール紙までついていた。

そうです、まるきり同じ目に 昔、出会っていたのだ、二度来て二度とも首吊り・・・・・ニアミス
やはり首吊り自殺で、移動交番(車)が止めてあり、警察がきていた。

すっかり忘れていた、奥さんにその事を言ってみた、やはり顔色が変わってきた。
奥さんも忘れていたのだ。

べつに 死体を見たわけではないが ハイキングコースの途中にある
石仏が不気味さをまして見えてくる「今日は 早めに帰ろうか」と早々に撤退を決め込んだ。

当然、この話をネタとして しまくる。
ところが、奥さんが義姉に この話したら 逆に質問されたらしい。

義姉の話によると、友達から電話で知らせてきた事は、私たちが登った
同じ場所(ぬかるんでいた道)から 「数日前」に友達が行った時の話らしい。

義姉の友達は、その「ぬかるみ」に人が うつ伏せに倒れていたのを発見。
近寄ったら 死んでいたらしい、自殺だそうだ。

警察に通報し、時間がなくなり ハイキングをあきらめて帰ったらしい。
後で警察から 服毒死だった事が判明した。

わたしが足跡が多いなと思っていたのは、警察関係者の足跡だったらしい。

これで、更に服毒自殺者にも・・ニアミス・・と言うのかなぁ

気持ち悪い ルートだと思っていた所で 足跡が多いのが 変だなとは思っていたが・・・・

瑞泉寺の付近 自殺が多いのかな?

怖くはないが、奇妙な話でしょ、本当にあった話です。


PS・・・・・・後日談
もどる;
床屋がチョッとネタ





































登山の前に
鎌倉の奇妙な事を体験してから、富士登山に行く時もまた自殺?現場を見る事になった。

仕事が8時に終わり、藤沢から湘南台に 車を取りに行く事になっていた。

空いている電車だが、私だけつり革につかまり立っていた。

各駅停車で途中、 トンネルを抜けたとたん 六会駅(現在・六会日大前)に到着。

駅に着いたとき向かいのホームに 白いシートが何かを包んで被せてある。

乗っている電車の窓の下に人がいる、ゴミを拾うようなはさみで、缶の中に何か拾って入れていた。

拾っていたものを見たが、書かないでおこう、線路にはノートや本が散乱していた。

これから富士山に 登山に行く途中だ 何でこんな時ばかり 変った事を目にするのか?

登山に影響があったわけではないが、ただ山に行く前に 鎌倉の天園みたいに 自殺現場に行っちゃうのは何故だろう?

それから数年後、よく一緒に スキーツアーに行く島谷(仮名)さんが なんと同時刻 同じホームにいたらしい。

まさか数年後に、この話が出てくるとは思わなかったが、島谷さんの話によると、やはり学生で飛び込み自殺だったようです。
床屋がチョッとネタ






















































箱根早雲山
箱根の早雲山に登った時、上の方から 人が降りてきた。

当然挨拶をする。

これは「自分が危ない人間では有りません」と自己表現の一つで、狭い山道ですれ違うのだから 
よほど大人数で歩いている時意外は 是非 行って欲しいものだ。

しかし 上から降りてきた人は どうも様子がおかしい。
息遣いが荒く、遠くを見つめ、いくらこちらから挨拶をしても 挨拶を返すわけでもなく まったく反応がない。
何回か声を掛けたが(挨拶をしたが)、まるで反応がない・・・・・

身なりはおおよそ 山に来る服装ではない。
靴は白とベージュのコンビ、スラックスはプレスが効いていて、白いポロシャツは新しく 
まだ袋から出したばかりの たたみじわが 胸に付いている。
ヒゲも念入りに剃り 癖毛の髪も整髪料で 分け目をつけ念入りに整えてある。

顔面蒼白のその男は 息づかいも荒く ただボーゼンと遠くを見つめながら、
だんだん近づき 私の脇を通り過ぎる・・・
私は体をずらし、その人を通すが・・・・「なんだコイツ」と思った。

しかし 
私は 直感した。
私は次の瞬間に「オィその辺で自殺すんなよー 迷惑だからなー!」と 怒鳴った。


それでも、やはり反応がない。
一緒にハイキングしていた仲間が「警察に届けたほうがいいかな?」と話していたが・・・・

私「まだ死んでいるわけでもないし、事件でもないから無駄でしょう。」 私も冷たい所がある・・

仲間「自殺したらどうしよう」

私「でも・・・自殺は止められないよね、下に行けば電車も有るし、海もある・・・ず〜と見張っているわけにもいかないジャン」

だが、一つ不安が・・・まさか、

この山の 上の方で・・・まさかの猟奇的事件があって 女性が殺されていたら ・・・・

当然 今の人が怪しい 「人相だけは覚えておこう」仲間に言って、再び歩き出した。

頂上についたら、なんと!女の人が二人。

その女の人が 駆け寄ってきた。 (なっなん だ?)  

女性「今 男の人を見かけませんでしたか?」と聞かれた。

さっきの「男だな」と思い 「ああ、すれ違いましたよ・・」

すると、女の人が「私たち その人が自殺するのじゃないかと思い 見張ってました」と言ってきた。

「エーッ? どうして自殺するって 判ったのですか?」と聞くと、

「横道にそれたり 何かを探してるようでもなく、挨拶しても返事もないし、おかしいと直感しました。」と言っていた。

「やはり そお思いましたか、自分たちも・・」と いきさつを話した。

女の人たちが「警察に知らせたほうが いいですよね」と、(仲間と)同じ事を言ってくる。

私「まだ事件じゃないから・・」
私「でも自殺は止められないですよね、下に行けば電車も有るし、海もある・・・見張っているわけにもいかない」と
やはり同じ事を言う。

私の答えに不満そうな女性たちと別れ 大湧谷で 卵を購入、来た山道をまた上って 
当時あった駒ヶ岳のケーブルカーで下山し バスを使い温泉へ行き、その後 帰路に向かう。

後日 新聞をくまなく見るようになったが、それらしい記事は見当たらない。

しかし、きっと今ごろ 山の中で「自殺するなよー」と 優しい声を掛けた人を 探しているかもしれない。

また人生を やり直したその男は 今 大金持ちに成っていて 
あの時、「自殺するなよ〜」と言ってくれた人(私)に、多分 お礼がしたくて 探しているかも知れない?。

そのような人がいたら「お礼をするなら カンカンの マスターだよ」と 教えてあげてください。
「現金が良いよ」と付け加えていただければ さらに結構ですね。
    ???

床屋でチョッとネタ


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