表示指定成分って何


化粧品やシャンプー等のボトル容器に小さい文字で書かれている その成分を言います。
日本では今のところ102種類あります。
これらの成分名は、過去にアレルギー反応などのトラブルが有った成分で、厚生省が選び省令で記載することを義務付けたものです。

ただし表示指定成分が入っていても、 すべての人にアレルギーが起こるわけではありません。
これらの過去にアレルギーを起こした成分であっても 特定の成分によりアレルギーを起こされた方のために 目的の成分を避けるためのもので 全ての人にアレルギーが出る訳では有りません。

また同じようにボトル等に、有効成分と書いてある場合が有りますが その場合 商品の有効性をアピールする目的で書かれたもので、表示指定成分とは異なります。

日本も国際社会の一員としての 規制緩和が進められておりますが 薬事法にも及んでおります。
1998/7 〔今後の化粧品規制のあり方において〕
これから手続きの簡素化が進むと、「配合禁止成分、配合制限成分リスト」と「配合可能成分リスト」を明記し 企業の自己責任において欧米並みの対処を求められるように移行していくようです。

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表示指定成分表


薬事法による成分名 主な用途
1 安息臭酸及びその塩類 殺菌防腐剤
2 イクタモール 収れん剤
3 インプロピルメチルフェノール 殺菌防腐剤
4 ウンデシレン酸及びその塩類 殺菌防腐剤
5 ウンデシレン酸モノエタノールアミド 殺菌防腐剤
6 エデド酸及びその塩類 金属イオン封鎖剤
7 塩化アルキルトリメチルアンモニウム 陽イオン界面活性剤
8 塩化ジステアリルジメチルアンモニウム 陽イオン界面活性剤
9 塩化ステアリルジメチルベンジルアンモニウム 陽イオン界面活性剤
10 塩化ステアリルトリメチルアンモニウム 陽イオン界面活性剤
11 塩化セチルトリメチルアンモニウム 陽イオン界面活性剤
12 塩化セチルピリジニウム 陽イオン界面活性剤
13 塩化ベンザルコニウム  〔逆性石鹸〕 殺菌防腐剤
14 塩化ベンゼトニウム 殺菌防腐剤
15 塩化ラウリルトリメチルアンモニウム 陽イオン界面活性剤
16 塩化リゾチーム 消炎酵素剤
17 塩酸アルキルジアミノエチルグリシン 殺菌防腐剤
18 塩酸クロルヘキシジン 殺菌防腐剤
19 塩酸ジフェンヒドラミン 消炎剤
20 オキシベンゾン 紫外線吸収剤
21 オルトフェニルフェノール 殺菌防腐剤
22 カテコール 酸化防止剤
23 カンタリスチンキ 毛根刺激剤
24 グアイアズレン 消炎剤
25 グアイアズレンスルホン酸ナトリウム 消炎剤
26 グリコン酸クロルヘキシジン 殺菌防腐剤
27 クレゾール 殺菌防腐剤
28 クロラミンT 殺菌防腐剤
29 クロルキシレノール 殺菌防腐剤
30 クロルクレゾール 殺菌防腐剤
31 クロロフェネシン 殺菌防腐剤
32 クロロブタノール 殺菌防腐剤
33 5-クロロ-2-メチル−4−イソチアゾリン−3−オン 殺菌防腐剤
34 酢酸-dl-α-トコフェノール 酸化防止剤
35 酢酸ポリオキシエチレンラノリンアルコール 油 分
36 酢酸ラノリン 油 分
37 酢酸ラノリンアルコール 油 分
38 サリチル酸及びその塩類 殺菌防腐剤
39 サリチル酸フェニル 紫外線吸収剤
40 ジイソプロパノールアミン 中和剤
41 ジエタニールアミン 中和剤
42 シノキサート 紫外線吸収剤
43 ジブチルヒドロキシトルエン 酸化防止剤
44 臭化アルキルイソキノリニウム 殺菌防腐剤
45 臭化セチルトリメチルアンモニウム 陽イオン界面活性剤
46 臭化ドミフェン 殺菌防腐剤
47 ショウキョウチンキ 毛根刺激剤
48 臭化ドミフェン 油 分
49 セタノール 油 分
50 セチル硫酸ナトリウム 陰イオン界面活性剤
51 セトステアリルアルコール 油 分
52 セラック 被膜形成剤
53 ソルビン酸及びその塩類 殺菌防腐剤
54 チモール 殺菌防腐剤
55 直鎖型アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム 陰イオン界面活性剤
56 チラム 殺菌防腐剤
57 デヒドロ酢酸及びその塩類 殺菌防腐剤
58 天然ゴムラテックス 被膜剤
59 トウガラシチンキ 毛根刺激剤
60 dl-α-トコフェロール 酸化防止剤
61 トラガント 増粘剤
62 トリイソプロパノールアミン 中和剤
63 トリエタノールアミン 中和剤
64 トリクロサン 殺菌防腐剤
65 トリクロロカルバニリド 殺菌防腐剤
66 ニコチン酸ベンジル 消炎剤
67 ノニル酸バニリルアミド 毛根刺激剤
68 パラアミノ安息香酸エステル 紫外線吸収剤
69 パラオキシ安息香酸エステル 殺菌防腐剤
70 パラクロルフェノール 殺菌防腐剤
71 パラフェノールスルホン酸亜鉛 収れん剤
72 ハロカルバン 殺菌防腐剤
73 2-(2-ヒドロキシ−5−メチルフェニル)-ベンゾトリアゾール 紫外線吸収剤
74 ピロガロール 酸化防止剤
75 フェノール 殺菌防腐剤
76 ブチルヒドロキシアニソール 酸化防止剤
77 プロピレングリコール 保湿剤
78 ヘキサクロロフェン 殺菌防腐剤
79 ベンジルアルコール 油 分
80 没食子酸プロピル 油 分
81 ポリエチレングリコール(平均分子量600以下のもの)  保湿剤
82 ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸塩類 陰イオン界面活性剤
83 ホルモン 特殊成分ホルモン
84 2−メチル-4イソチアゾリン-3−オン 殺菌防腐剤
85 ラウリル硫酸塩類 陰イオン界面活性剤
86 ラウロイルサルコシンナトリウム 殺菌防腐剤
87 ポリオキシエチレンラノリン 油 分
88 ポリオキシエチレンラノリンアルコール 油 分
89 ミリスチン酸イソプロピル 油 分
90 ラノリン 油 分
91 液状ラノリン 油 分
92 還元ラノリン 油 分
93 硬質ラノリン 油 分
94 ラノリンアルコール 油 分
95 水素添加ラノリンアルコール 油 分
96 ラノリン脂肪酸イソプロピル 油 分
97 ラノリン脂肪酸ポリエチレングリコール 油 分
98 レゾルシン 殺菌防腐剤
99 ロジン 増粘剤
100
〜102
医薬品等に使用することができるタール色素を定める省令(昭和41年厚生省令第30号)
香料
色 素

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意見・感想


































































リンスの話

昔 TVで出演していた(美容関係の)人が「リンスをしないとハゲますよ〜!」と カメラ目線でうったえていた。

さてさて 本当にリンスをしないと ハゲるのでしょうか?

結論から「直接の原因に成る筈がありません」 何らかの意図を持って言っていたのでしょうが 真意はわかりません。
「リンスが無い時代は、大人になったらみんなハゲていた」などの事実も ありませんしね。

では リンスは不必要か? それは「人によります」が 必要だと思います。

リンスの主目的は?

シャンプーをすると 髪はシャンプーのアルカリ性の溶液に浸される事になります。 
髪はタンパク質で出来ていますが タンパク質はアルカリに弱いのです。 

そこで アルカリ性に傾いた 髪の酸性度〔PH(ペーハー)〕を中和して、なるべく皮膚のPHに近づけるのが リンスの主目的です。

最近〔弱酸性シャンプー〕成るものがありますが 
中性とされるPH7より 酸性側(数字が小さい側)になっているのですが、皮膚の(約)PH5.5よりは アルカリ性になっています。

ここで上記での「人によります」の話です。

例えば、髪の長さが 一年間に伸びる約12cm以上の長さと 前置きを致しますが・・・
シャンプーを毎日すると 一回のシャンプー時間を 約5分程度とした場合、10回洗髪したら50分ですね。

1年間 毎日シャンプー
を繰り返すと 髪の先端は〔約5分×360日〕で 約30時間です。 
弱いとはいえアルカリの溶液に30時間漬け、更にその髪を揉んでいる事になります。

洗髪中は湿度100%、湿度により開閉するキューティクルは開いていて、擦れ合うと引っかかり、はげ落ちます。
キューティクルは、髪の毛の鎧(よろい)であり、髪を守り湿度調整をするのです。

その鎧のような硬い外壁がなくなり、中が露出し 乾燥したら、髪が裂け枝毛になります。
髪の毛を 揉むように洗髪する事自体、髪に良い訳ありませんね。
髪には 洗剤(シャンプー)が付いていればいいので、手の平で揉まずに 軽く叩く(たたく)ようにすると良いです。

女性は特に注意をして、「洗髪」と文字は書きますが、頭皮をメイン(重点的)に洗うようにしてください。
特別な油汚れ以外、お湯で流すだけでも、汚れは落ちますので、最初によく濯いで(すすいで)ください。

ついでにお話いたしますが、シリコン配合のシャンプーやリンスなどがありましたが 最近見かけませんね。
シリコンは手触りがよくなりますが 根本的に髪の損傷を修復をしてくれませんし かえって乾燥を助長し傷みます。

髪が傷むと 手触りが悪くなり、枝毛が出来、髪の毛同士が引っかかるようになります。
髪が引っかかりやすくなると 指を通した時、髪が引っ張られ 抜き取られてしまいます。
(これ位ではハゲに成らないけど あのTV出の美容師さんは この事を言っていたのかな?)

それより、長い髪の方で、枝毛が出来てるダメージヘアーの場合、見た目で良くありません。
艶が無くなり、何処となく汚れている様な、汚い感じが出てしまいます。(ゴメンナサイね)

また、シャンプーのTVCM等で受けたイメージでは、髪を守るシャンプー、艶を出すシャンプーなど、良いイメージを持たれる方多いと思います。
シャンプー剤で、髪のキューティクルが甦る事はありません。

シャンプーの種類に寄りますが、アルカリ成分の事を考えると 多量に使うのは 良い結果になりません。

シャンプーの成分の中に、泡立を良くするために発泡剤が使われており、泡立ちと洗浄力や補修能力の 相関性はありません。
泡が豊かだと、髪を補修して健康な髪にしてくれそうな、感じになりますが 泡にその様な効果はありません。

また書きますが、通常の汚れは、殆んどお湯だけで落ちますので、シャンプー剤の使い過ぎに注意して下さい。
油汚れに泡立ちは関係ありません、油と、シャンプー成分の界面活性剤が混ざり合い、乳化現象で油汚れが落ちます。
(乳化=油に洗剤を混ぜた時、白く濁る現象で、界面活性剤が油を包み込んでいる)

以上の事で 洗髪時 シャンプーを良く流し、毎回リンスを致しましょう。

まっ、髪の短い人(約3p位まで)は 髪が傷む前にカットしてしまうので、パーマや毛染めをしなければ、殆ど関係ありませんね。  

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