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〔昭和52年〕  山中湖畔の喫茶店にてランチ 短死中(タンシチュー)

8月のお盆の頃、私と彼女(現奥さん)のタンデムツーリングに出かけた。

道が渋滞をしているのが予測できるので、近隣の観光地に行く事にした。

箱根、伊豆、富士、お決まりの場所だが 富士五湖に行く。

途中 渋滞の中を行く 信号待ちで オープンのポルシェの 隣りに並ぶ。

渋滞の中はオートバイが有利、五月蝿そうな顔をしていたポルシェのドライバー・・・「お先に失礼ー」

スイスイとまでは行かないが、バイクは止まっている車の脇をすり抜ける。

山中湖の南西部 湖畔で、簡単にランチをしようと やや広い駐車場を持つ 白い建物の茶店(サテン)風な店が有った。

数段の木製階段を上り 中に入ると、駐車場の割に中が 割合こじんまりとした所だ。

ボックス(テーブル)が 3〜4っとカウンター5〜6人用、昼下がり お客さんは我々2人だけだ。

テ−ブルに着きメニューを見ていたら、奥からマスターが 「今日はタンシチューが有りますよ」と声を掛けてきた。

「ジャーそれを2セット」お勧めのタンシチューを頼んだ。

程なくして、来ましたよ〜ん・・・

赤ワインの香りがして、本格的に煮込んでありそうなシチューだ、丸いグラタン皿に、厚さ約1cm、一辺8cm位の牛タンが3枚。

「おーッ」、軽い感激と空腹感で、お互い顔を見合わせ、ナイフとフォークで切り分け口に運ぶ。 空腹感に一切れ口に入れた事で、少し落ち着き 店内の内装に目をやると、内装は茶店特有のそれで、とりわけ珍しくも無い・・・・。

だが、店の仲が臭い事に気づく、「なんか臭いねー」と口を開けて 小声で言った瞬間!「げーッ」「ぐわ〜ぁぁぁ」・・・

鼻がもげる?異臭が 口の中から強烈に発散!思わず吐き出し、側にあった紙ナプキンで舌を拭く。

拭いても拭いても気持ちが悪い、腐乱した死体の匂いがする。

腐った死肉のタンシチューだ。

顔を見合わせ立ち上がり、「おいくらですかー」・・・

驚きすぎて、文句もいわず、金も払い、そこから家に返ってきてしまった。

店の前の道に、さっきのポルシェがいた、渋滞で今ごろ来たのが羨ましい。

恐るべし富士五湖の茶店  (注・現在はありません)

床屋でチョッとネタ


















































〔昭和60年の古い話〕 カレーか?  今で言う 愛エプ?感覚  

                「グーで殴りたくなるでしょ?」


昨夜 新車のバイクが納車された。

明朝 さっそく 慣らし運転に出かける、天気は晴天 気分は上々 爽快な日和。

富士山麓を走り回り、「フッと」気が付くと 昼時間をとっくに過ぎ、2時回っている。

河口湖の湖畔道路を走っていた時、食堂が目に付いた。

アルミサッシの引き戸が、定食屋を思わせ、大きな看板は白地に 大きな文字で「○○食堂」と書いてある。

洒落たつくりの店より、定食屋が似合う 私、頭の中で「腹減ったー」と響く声に 思考力を支配され、吸い込まれるように店の中へ。

だが、店の中には誰もいない・・・「すいませ―ん・・・・・・?」

「すいませ―ん」更に呼びかける、「いないのか?」・・・・5テンポくらい間が空き「はーい」

でた  出て来ちゃったのは 55歳ぐらいのおばさん・・・・

私の素早い計算が始まる(だめだ、ラーメンは、ハンバーグなぞ知らないかも・・・・)。

(!そうだ!カレー、カレーがいい」)瞬時の計算で 導き出した答えである。

私  「あのーカレーできますか?」

おばさん 「カレーですか」

私  「はい、できますぅ?」

おばさん 「出来る事は出来ますが・・・」  なっなんだ?

私  「・・・・? じゃー、お願いします・・」 不安がよぎる・・・。

おばさん 「カレーですね」

私  「・・・?はぁ・・・カレーです?」  (カレーって言ってっじゃねーかョ)←こころの中

おばさん 「おまちくださ (妙に語尾が上がった言い方だなぁ?)

「あ〜ぁ」走りつかれた、新聞を広げ だらしなく椅子に座る、読む物は他にない。

しか〜〜し、 かれこれ30分以上待っているが、一向にこないカレー、匂いもしない。

「すいませ−ん」・・奥から「はーい もう少しお待ちください」・・・

その時 炊き立ての ご飯の匂いがした、(なーんだ ご飯が無かったんだ)って まじ?

まいった、計算が狂った、まさか飯食わす所で・・・・めしない?・・・たしか看板に定食って書いてあったが・・・。

だが、計算が狂っていたのは、それ(飯屋で ご飯が無い)ですまなかった。

おせ-から 帰ろうかと思っていたら、で出来ましたよ〜ん。

おばさんが手に持ってきたのは、皿が一枚、その皿がテーブルの上に置かれる。

私 「・・・・・ぅぁ・?」  見た事ないぞ・・・・こんなの・・・?

皿の上には炊きたてご飯、そのご飯は、チキンライスなどに使う 型押しがしてある。

ラグビーボールが縦半分になっている形だ。

ご飯の横に、「マッッ赤」に染まった 福神漬け。

問題は、ご飯の周りにある スープ状の黄色い液体、トロミは無い、完全水様だ。

黄色いと言っても レモン色に近いスープ状だ。

その中に、ピンポン球大のジャガイモに 皮を剥いた包丁の剥きすじが付き 半分にカットされ、伏せて置いてある。

そのジャガイモは微かに黄色く オッパイのように並べてある。

スープの中には 型押しされたご飯と それだけで、あとは何も入っていない。

恐る恐る・・・そのスープ状の液体を スプーンに取り 口に運ぶ。

「うっ・・・ゲェー??」 何・・ おぞましい味だ・・・「まさか・・??」、頭はパニックである。

この世のものとは思えない味、まれに見るまずさを とーり越し、言葉が無い、思わず卓袱台(ちゃぶだい)ひっくりかえ

生臭〜い汁は うどん粉汁臭に ほのかに混ざるSBのカレー粉臭、塩味なし。

皆さん 私が味わった内容を 是非わかって頂きたい、いや、たのむ聞いてください。

早速 聞いてくださる方 クッキング指導
愛のエプロン・インリンを上回れ 45分クッキング!
まず用意して頂く物は ・小麦粉(うどん粉)少々・カレー粉少々
・ジャガイモ小1個・   ・米(炊き方省略)
作り方 ・まず、ご飯を炊きます、炊飯中は他に何もしないで30分位休みましょう。
・炊き上がったら おもむろに 液体(カレースープ?)を作ります。
・水に うどん粉とカレー粉を少量入れ 火にかける
・その際 皮をむいたジャガイモを カレー(スープ?)の中に入れる。
・スープの色はここの背景色が目安です。
・ジャガイモに火が通ると出来上がり。
・ヘルシーに うま味成分(だし・ブイヨン等)は何もいりません。
・なお 味付けは必要ありません!(味付けするだけ無駄)
盛り付け ご飯を型押しで皿に盛り、その皿の上にジャガイモを取り出した汁を更に入れます。
そこへ半分に切ったジャガイモを入れる。
オッパイ型に並べるのが、センスの良い並べ方です。 
更に、(真っ赤に色をつけた)色彩豊な福神漬けなど ございましたら添えてください。 
でわぁ みなさんお召し上がりください、「おっと」 塩など入れずそのままでお召し上がりくださいね。

・・・・

「どーです」  「グーで殴りたくなるでしょ?」   勿論そんな事はいたしません・・・けどね。

さて、 その後、

さすがにいつも文句を言わず、まずい物でも黙っていただき 黙って帰る私でも ダメ。

しかし腹ペコで 食べ始めるが 食べ方がむずかしい!。

毛管現象で カレー汁がご飯に上がって来ないうちに 色彩豊な福神漬けで ご飯の上のほうだけ食べる。

五口くらい 喰らい 「だめだ!下から黄色い侵略者が上がってきた」と諦め 席を立つ。

普段は黙って帰る私が、珍しく一言「これなんですか?」と 指を差して尋ねると・・・

おばさん いきなり 「あんたが カレー作れって 言ったじゃない!」と、前のめりに語気が荒い。
            
 --「出来ますか」って聞いたけど作れって言ってない--と思ったが 
 この人(おばさん)には何を言っても だめだこりゃ・・・

帰り際 「これ カレーですか・・・」私の生一杯のヒニク言葉で有った。

シッカリ、お金も取られた・・・しかも、怒ってる。

また 言っちゃうが「グーで殴りたくなるでしょ?」

なにを怒っているのか おばさん、怒りたいのはこっちだぞ!

今回、カレーを知らない人が存在する事に愕き 

この おばさん 日本語を話すが 日本人か? いや地球人なのか?

遥(はる)か数千光年のかなたに 私の思考は飛んでいた。 

簡単に言えば「目が点」

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ある昼時のこと

今日は中華を食べたいと、割合大きなチェーン店に 二人で、昼食をとる事にした。

私は中華が大好きで、特にトロミが付いている あんかけ類や、うまに類が好きである。

八宝菜(五目うまに)を食べ終わると、丸テーブルの上の皿に、見慣れた昆虫の足がトロミに混ざっていた。

茶色で光沢があり トゲトゲして の字に曲がっている、大きな後ろ足、前足も皿の真中編にあった・・・・・

 本体どこ行ったぁ〜・・            「ぁぁ・・・」           「知らずに食べたんだろうなぁ〜・・・」

それ以来、奥さんと一緒の時は、私の好きな中華には 中々行けない、「中華は…嫌だな…」などと言われてしまう・・・

私もそれ以来、トロミが付いている料理を注文しづらくなった。

偶に注文すると、チョッとだけ中を見るように かき回し 少し確認して食べるようになった。

ついでに・・・

従業員の武本(仮名)も、同じ様な目に遭った事がある。

近くの中華のお店で、焼きそば出前を頼んだときの話だ。

焼きそばに焦げ目は当たり前、キャベツに焦げ目が多いけど、気にはならず食べていた。

だが、その焦げ目、麺にも くっ付いて、持ち上げた麺に 胡麻の粒々が たっぷり付いているような感じ。

食べる手を止め、じ〜っと見つめると、どうやら ・・・・手足があるような・・・

焦げ目と思っていた黒い粒々、そうです、何と「子バエ(ショウジョウバエ?)」

・・・
私と武、どっちが勝ちか・・・・・何となく競ったが、思い出すだけ損だった。

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ある時、カンカンに七夕の露店で バイトをしていた金髪少年が来た時、七夕の裏話をしていた。
 
いか焼きのイカって、七夕の始まる前に当然仕入れるが、売れる大体の数を予想し全量仕入れるらしい。

イカの入っている箱は、初日、当然氷がったぷりあるが、5日間(当時)経てば、まるっきり氷がなくなり、
親方に「よく焼けよ、ちゃんと焼いておけば 食中毒に成らないからよ」・・・など言われるらしい。(お祭りの場合そんなモノかも)

お好み焼きの場合、付近の住宅に水道を借り、野菜などを洗うが、だんだん適当になり、終いには「どうせ加熱して売るので・・・」
と、言い訳で、全く洗わない野菜を使ったりしていたそうだ。

「青虫が居たが、そのまま焼いた」とも言っていた。(私は聞いてるうち、顔は笑って腹の中では##)

さらに・・・聞かなきゃよかった はなしが・・・。

そんな「あふぉ金髪少年」、当然親方に 怒られるような事をしたのだろう。

彼は「頭に来たから お好み焼の ポリバケツのネタに オシッコを入れてやった」と 言っていた。(ゲッ、やっ たなばか!)

「焼いてると、チョッと匂った、でもよく焼いちゃえば判らない」  ・( あふぉ金髪 親方への仕返しになってないだろ。)

聞いた私が馬鹿でした。

その時から お好み焼きや たこ焼きは買い難い、 買うときは、作っている人をよく見てから買うようにしている。

とらうまだー


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思い出したくない 焼肉屋さん・・・(厨房で何してた?まさかポリポリと)

藤沢の 日本IBMの南隣りに 焼肉屋さんが有った。

ユッケビビンバ、コレが生肉が載ってて グー・・!


半分くらい食べたところ、どんぶりの中の底に 毛が付いていたのを発見。

理容師足るもの 毛ぐらいでは驚かない、ご飯に絡まっていても 引っ張り出し、平気で食べる

ところが、さすがの私でも、今回はいけません・・・・

その毛は、軽くウエーブがついているし、先細(さきぼそ)で、長さ 約6cm、毛根もついてる、・・・・


これはいけません、降参です、たぶん素人でもわかると思いますが・・・。

「初めての経験、これがほんとのin毛初」・・・なんて言ってらんないです〜

だっまってお金も払い 帰って来た・・・・



しばらくして その焼肉屋は つぶれてしまった・・・。

「あの店、BSEが騒がれていた頃だが、その影響でつぶれたのでは有りませんよね。」

それ以来、丼物は特に初めての所では、ご飯の下も覗くようになった。
 
トラウマ トラウマ トラウマ トラウマ

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富士さんざん 〔須走り口より入山〕

富士山に 始めて登るT君 頂上付近で頭が痛くなっても 我慢して 山頂1周を成し遂げた。

「下山すれば頭痛はすぐ治るよ」他人事だと 我慢強い私の言葉に励まされ 見事初登頂に成功したのだ。

前日の夜 登り、日の出を見て、山頂でのんびりして、下山(5合目の車まで)しても、まだ8:00頃。

五合目の売店は営業中、「お疲れ様でしたー、お茶サービスしてます、どうぞ休んで行ってください」と 呼び込み激しい。

声につられ 最初の売店(山小屋?)で休憩する。

お腹も空いている、T君に「何か食べるか?」と聞くと、表のテーブルにあるメニューを見ている。

私もメニューに目を通していると、売店のおじさんが「手打ちラーメンありますよー」と薦める。

T君と目を合わせ、「じゃぁ、手打ちラーメン2ッ」と 私がたのむと、「はい、手打ちラーメン2っ!」といいながら 店に中へ入っていった。

おじさんが出していった 暖かい麦茶をすすりながらしばらく待つと・・・・

来ましたよ〜ん。

手打ちラーメン!まさに手打ち麺、形が微妙に不揃いで、「上手そう・・・」。

「いただき まースッ」、割り箸を割り 麺をまずは一すすり、口の中にスープと一緒にすすり上げたい。

「ラーメンはスープから」なんて 吐(ぬ)かすラーメン屋も有るが、「馬鹿いっちゃ―いけないョ」。

まずバランスを見るんだ、その後バランスがよければスープ、麺の腰などを 味わう、そして店内を見渡す、店員の顔もチェックだ。

バランスが悪けりゃ 腹にためるだけ我慢して 食べる、もったいないもんね。

さて、話は横道に反れたが、箸を入れ、すすり上げようとした麺が 一塊(ひとかたまり)で持ち上がる、仕方が無いので箸で麺をほぐし、バラバラに成ってきたところで、一すすり 「ゾッ ゾゾー」。

「んっ?・・・???」口の中に入れた麺は、かたちが無い、口の中でどろどろに解けた「?????」

前にいる武本君に目をやると やはり同じ動作で、麺をほぐした後 すすり上げていた。

お互い口の中には 麺が入っている、目が合う・・・

ふた口目・・気持ち悪い麺を すすり上げるT君を見て「ひょっとして、彼のは上手いかも・・・」と思い、

おもわず「T君 チョッと、そっちの食べさせてー」と言った時、T君も「店長の食べさせてください」とほぼ同時に口を突く。

お互い 相手のどんぶりを手にし 一口すすり上げる・・・・・「!」

ほぼ同時に「おなじだよー・・・」と声を上げる、ねっちゃーとした麺・・・「腐ってる〜〜」

さすがの私も、〔少々まずい物でも残さない〕主義だが・・・無理。

店のオヤジ、何が「手打ちがありますよ」だー!、こっちが「手打ち」にしてやりたい!

今回の富士登山は最後に さんざんな目に遭った。

その後、武本君は、お客さんに「富士山で食べる 手打ちラーメン サイコー、食べてみて」と、しばらく言ってた。

次回 同じ所から登った時は、やはり同じように呼び込みをしていたが、無視して並びの売店に入った。

(文通の写真リンクは本文とは関係有りません)

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湘南地区のある小料理屋で・・・

軽くお酒を飲んだ後 おかみさんに 最後にラーメンを注文。

狭い店で、カウンター越しの 目の前にあるガス台で 作り始めた。

スーパーで購入したと思われる 生麺のラーメン。

ビニール袋を破り 湯のなかへ、片やラーメンどんぶりに 備え付けのラーメンスープの素が入っている。

麺がゆだってきた、泡が吹きこぼれそうな位 盛り上がる。

おかみさんが やわら火を止め・・・・その茹で汁を・・・・

!(おいおい、そのまま茹で汁ごと、どんぶりに入れたよー 「あぁ〜」)

そのラーメンに 炙り(あぶり)もしない海苔を添え、「は〜い、おまちど〜さまー」カウンターに そのラーメンが置かれる。

恐る恐る自分の前へ、匂いが茹で汁そのもの、とりあえず一口・・・・

気が進まないまま味わうが「味わう前に 既に味がわかっていた が、」・・

「べろ〜」っとした食感そのまま 味を表現しろといわれれば・・・・。

例えるなら、自分で作るラーメンを 約20分放置後、学校で使う工作糊を 一本分入れた感じ、かな?

どんぶりの淵に海苔(のり)が添えてあるが、「スープ自体も糊(のり)状だー」 (海苔 糊ラーメン)

「やはりラーメンは専門店でたべよう」心に誓わせてくれる一品であった。

店を出てから そのあと・・・無理して食べた私が悪い、リバースモードに入っていった。(何か食べていたらゴメン)

小規模店舗の名前はあえて控えております

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〔昭和53年〕湯河原のある旅館で 

私の行きつけのバイク屋さんで 気のあった仲間とともに ツーリングに行く事になっていた。

私の仕事は、土、日曜日は休めない、月曜の朝みんなが泊まっている湯河原の旅館(う○○ん)に行く事にした。

その日、5時起きで 朝は道が空いている、家から程なく西湘バイパス、食事を取る所が無いので、後でハンバーガーでも食べようかと、空腹は気にしなかった、それよりツーリングが嬉しく、先を急ぐ。

みんなが早目の食事が終わる頃 湯河原の旅館に到着。

まだ寝ぼけている人もいる、「かんちゃん(私)食事した?」仲間の一人が聞いてきた.

「まだ食べてない」   「じゃ ここで食べちゃいなよ」と誘われる、ご飯は 木のオヒツに残っている

旅館の人に朝食が出来るか確かめ、おかずを頼み、小さい鯵の干物小ぶりの納豆、海苔、が出された。

旅館の朝食メニューは お決まりで贅沢は言っていられない。

簡単に食事を済ませ、みんなの支度を待っていた。

支度が出来たみたいだ、その時 旅館の人が入ってきて、請求書を持ってきた。

何と、泊まっていない私が人数に入っている。

旅館○判の人が「朝食の料金は、宿泊代より高いので、安い方の 宿泊代に入れておきました
」・・・

(宿泊代より高い?朝食代が高い?・・・どー言う計算だ??)!やられた!

「いっ」・・・ふざけんな 「朝食代って8000円以上するの?なら そう先に言ってくれ」と 言い掛けたが後の祭り。

ぼったくりに腹を立てている私を、仲間が制止をする。

やり方が汚い、後出しジャンケンだろ 「うおーはんパーな事 すんじゃねー」。

結局は、私は3000円だけで、後は仲間がカンパしてくれた。

この後の伊豆ツーリング、出鼻を挫かれ 楽しさ判減?だ。

無口になった私に 「しかし、湯河原には せこい旅館があるな」と 仲間が言って 慰めてくれたが・・・

あの旅館のやり方に 私の腹の虫は納まらない。

私がだまされ 仲間に対して迷惑をかけ、申し訳なくて、ツーリング中ズーと考えていた。

「みんなーごめんなー」    


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