武本君(仮名)も蔵王で…。

今回のカンカンツアーは座王です、前回も参加の島谷(仮名)さんのお知り会い(以下:ツアコン)を通して計画されました。

贅沢にも、カンカンの前から ツアーバスを出発させることにした。

総勢23名・「恒例とは言え、この大所帯を引率するのはつかれる…」

仕事を終え、集まれる人だけで、カンカンで軽い打合せが終わり、解散した。

店長「じゃー明日よろしく!体調万全に整えてきてー。」

店長「みんな体調が良さそうだ、良かったドタキャン出なくて、OK、OK。」

その集まっていた中の、武本(仮名)くんの話を やはりするべきでしょう。
(マー君編の主人公マー君は、「ぼくを超越しました」と、うれしそうに言っていた話。)

さて、次の日の出発に備え早く寝ることにした武本君、妙な汗で目がさめる。

頭がクラクラして、身体も何処となくフラフラとしている、念のため熱を測ったら37.8℃…

武本君「まずい、熱がある、…きょう出発日だ〜…ウゥッ~」

出発日

店長「武本君 遅いな…」と軽い心配をしていた時に、マスクをした武本君が来た。

店長「おはよース…?」?????「何でマスクしてるの…?」

武本君「…熱でました…」   店長「エッ、ねつ?」    武本「・・はい…夜中に…」   

店「熱って…きのう何ともなっかたジャン・…エーッ…」    沈黙…
 
店長「でッ・・行くのやめる?、……武本君・・ 行けるの…いいの本当に…大丈夫かょ〜」

武本「はぁ…なんとか、行くだけ行きます。」

薬(解熱剤)をのみ、バスの中で寝て行くそうだ。

店長「じゃ、向こうに着いたら、すぐ滑らないで 部屋で休んで、様子を見てな。」

バスがカンカン前の 駅(北茅ヶ崎)脇に横付け、集合時間が迫る。

心配の種を載せ バスが出発、さすが、バスの中でぐったりしている(武本)。

予定時間より早く、山形蔵王に到着、宿はプチホテルだって……「ペンションじゃん」。

毎回 初心者を数名連れて行くが・・・

「店長―、グローブ忘れましたぁ」
「俺、板を(スノーボード)借りに行きたいのですが」
「この借りてきたブーツゆるい みたい」滑る前の儀式です…

毎度の事だが…しょうがないですね。

この儀式に追われ 最後に店長がしたく完了、「あれ?武本は?」と 仲間に聞くと・・

「武本君ならもう外に行きました」

店「エーあいつ 滑るって言ってた?」     「さぁー」

店長が外に出ると、みんな集まっていたが、武本君を含め 3名が居ない。
店「武本君は?」   「あ、今、チョッと先に滑ってくると言っていました」

みんなに集合時間と 力量(滑りの)で 適当なグループ分けが済み 滑り始める。

店長は、武本君の様子を見に行こうと、リフトに乗ると 武本君が丁度下を滑っている、
「ホォーーッ」奇声に近い雄たけびを上げ、武本に合図を送る、武本が軽く手を上げ応えた。

武本を追いかけ 様子を聞こうと思い 急いで滑り降りるが 途中に、我々グループの初心者がいた

「店長―どー滑るか教えてくださいよ」  店長「武本はどうした?」 初心者「わかりません」

少し初心者を教え 武本を探すが 見つからない。

店長「元気に滑っているから、まっいっか」 ・蔵王の滑りを満喫して、ホテルに帰る。

ところが…宿に帰ると武本君から、「きょう、転びました…」。

なんと、最初に滑った所らしく、手を上げ合図をしていた時には 転んだ後で、痛さを我慢して 店長に手を上げていたらしい。

武本「胸の辺が凄く痛くて、すぐホテルに帰ってきて 寝ていました」  ・「全然滑ってないジャン。」

夜の食事は ステーキ、3cm位厚みがあるが、たぶん和牛ではない、「あたり前だよな」。
武本は、そんな肉を見て食欲が出るはずもない。

コールドスープ(パンプキンスープ)をすすっていた、「武本さん、僕のもあげますよー」隣りからコールドスープがくる。

「私のもどーぞ」いくつか集まった…が、残していた(七つも 冷たいスープ飲めねーだろー)
・(みんな あまり美味くないスープを 押し付けていた様だった)by店長。

店長と同じ部屋の武本、「店長、胸が痛くて・・肺炎になったかも・・」だが 熱を測ったら大した事(高熱)がない、

念のため ホテルの方から解熱剤をもらい 横になっていた。

2日目快晴

部屋で寝ている事に決めた武本君、やはり部屋に残り温泉を主目的に、カンカンのツアーに参加した中村さんがいる。
「同じ部屋で寂しくはないだろう」と、気兼ねなくすべりに専念出来た。
 
だが、中村さんのいびきで眠れず、起きたと思うと温泉に行く中村さんに、武本がフラフラした身体で、「中村さん温泉に一緒に連れて行ってくださいよ」と頼むと、「ばかやろー肺炎かもしれないのに、死ぬぞー」と一括され、けっきょく温泉には行けずじまい。
(武本談:「温泉で思い切り汗を流せば治るかも」と思ったそうだ。)

その夜、ツアコンが企画した ビンゴゲーム大会がある、熱が有るが 参加した武本、最後にジャンケンで スキー板とTシャツの争奪。

(ついてない)武本は Tシャツだった、しかも 宿(プチホテル)オリジナル!胸に宿の名前が…。

店長もTシャツだった、しかも ありきたりの、ノースフェイスのゴロが入ったもの。

しかし 武本が不満そうだ。「せっかくオリジナルが手に入ったのに…交換してやらん」by店長。

3日目大快晴

初心者も要領を得て、目を離しても大丈夫。

バスの集合時間まで自由に滑る。
武本も痛い胸を我慢しているのだろう 何とか1〜2本滑っていたみたいだ。

カンカンのツアーでは皆さんに 保険を掛けてもらうが、風邪(肺炎でも)は保険対象外だ。

さすがバスの中では皆さん疲れたのか、口数も少なく静かにカンカン前までバスが到着。

色々アクシデントは恒例行事のようにあったが、概ねツアー自体は成功と言える。

後日 武本が医者に行ってきたらしい、だが、肺炎の影がレントゲンでは確認できないそうだ。

店長「肺炎じゃなくて良かったね」 …武本「でも…胸まだ痛い」  店長「時間の問題じゃない?」。

だが、ツアーから 2週間が経ったけれど 武本は「まだ、胸の辺りが痛い」、結局外科に行ったそうだ。

こんどは、外科に行く、外科の胸部レントゲンは、骨が写るレントゲンだ。

外科で肋骨が折れているのを発見、しかも隣りの骨に重なり ×印に成っていて 治りかけている。

その骨を戻すため、看護婦に 羽交い絞めにさられ、肋骨の間(あいだ)に、先生の(医者の)親指が「ぐりぐり」と入れられ、肋骨の重なりを離す、かなり痛かったらしい。

前回行った医者は 内科で、レントゲンの強さが違い、骨は写らないそうだ。

しかも 時間が経っていて 保険は使えなかった。(スノボでやった 証拠がない)

マー君いわく、「武本さん 俺よりか大変でしたね〜」 (マー君が言った意味)

武本「いやいや、マー君ほどではないよ〜」

みなさんスキーやスノボで怪我したら、まず現地のお医者様へ行きましょう。


床屋でチョッとネタ



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