相模線「オーマィガー!ヘッキューメ」←(はっきり書けない)
年末も押し迫り 理容店も稼ぎ時、会社員は年末の休みに入り、北茅ヶ崎には乗降客が少なくなって来た。

通勤に相模線を利用している武本君(仮名)、仕事が終わり 寒風吹きすさぶ駅のホームで電車を待つのは辛い。

相模線の時刻表を確かめ 頃合を計り電車の到着と同時にホームへ。

電車がホームに着く寸前、ホームの端から 武本の方に走ってくる人影を確認していた。

電車が止まり 何時ものように電車のドアを開けるため 押しボタンを押し電車に乗り込む。

車両の中は暖房が効いていて暖かい、外は寒いので すかさず車両の中のボタンでドアを閉める。

習慣に成っていると気には成らないが、なれないと戸惑う事もしばし。 

暖房効率を上げるために 乗降客が押しボタンで ドアの開閉を操作できる相模線は よく考えられていると言えるが。

帽子を目深にかぶり 耳の中にはウォークマンのイヤホーン、椅子に腰をおろし 何時もの通勤スタイルで電車の発車を待つ。

音楽を聴いていたが 電車のドアをたたく音、目線を上げドアの方を見ると、イラン人風の外人が何かを叫んでいる。

武本「俺の方を見ている、何だあの外人?」 何を叫んでいるか解らない武本は 危なそうな外人だし 自分には関係ないので 無視を決め込む。  

走り出した電車に合わせるように イラン人(?)は小走りに走るが、すぐにあきらめていた。

さらにその外人は、離れていく電車に明らかに悔しそうな オーバーなアクションでボディートークをしていた。

ここまで読むと お気づきの方もいる事でしょうが、この間、何が起こったか説明いたしましょう。

相模線は乗降する時に ドアを自分で開け閉めをしますが、開閉のボタンが内と外に付いています。

上下ではなく 左右に移動するエレベーターのボタンとお考え下さい。

このような珍しい電車は滅多に無いでしょう、イラン人風の外人は 知るよしも有りません。

武本が乗り込むドアだけが開く所だと信じ 駆け寄った瞬間、目の前でドアが閉まってビックリしていただろう。

イヤホーンをしていた武本が 聞こえないのも無理ないが、その外人は 相当怒りながら かなり文句を言っていた。

「○#$×△■%・・・・! Oh! オー マィ ガー!」などと言っていたかは定かではないが。

寒い北茅ヶ崎のホームで何本の電車を乗り逃がしたか・・・・察するに余りあります。

寒川神社はかなり有名ですが、初詣などで相模線を利用される方 ボタンでの開け閉めです、忘れずに。






(文中の写真リンクは本文とは関係有りません)

床屋でチョッとネタ



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