これから理容師を目指す方の 理容師考


世の中にあふれている理、美容店を、お客さんは何を選択の基準にして選択しているのか。

当然、店構え、料金などを見て、理容店を選ぶだろうが、基準はいろいろある。

多くの人は、料金、店舗の雰囲気、技術力、施術時間が、気に入る事だろう。

その全てに 店主や技術者の人間の魅カや人間性が 一番問われているいると言っても 過言ではない。

立派な店舗を建ててみても、また最新設備、器機が揃っていても 顧客のインスピレーションです。

顧容づくり(リピーター)は商売の柱。

それには、いま来てくれているお客さまの 満足度を高めていくことである。

宣伝をしても、宣伝に釣られて来た人は、他の宣伝を見てまた動く。

顧客になるのは あくまでも内容(満足度)である

上得意客(リピーター)を いかに創るか、店の運命がかかる。

では、リピーターを作るのに必要な事とは何でしょう。

一つは当然「腕」、つまり技術力でしょう。

技術者は、難しい技術は、もっと高くするべき、と思っていませんでしたか。

店主の方は、ひょっとしたら、自分の未熟で 料金を決めていませんでしたか?

それで良いのでしょうか?

貴方が「難しい技術だ、時間がかかる技術だ」、と、思っていた技術は、他の技術者が、簡単に す早くできる人が いるのではないでしょうか?

技術は勿論大事です、若い理客師は勉強に熱心だ。

ほとんどの若い人たちが自主的に、研究会に所属して研修に励んでいることに感心させられる。

しかし、技術が上手ければ お客は付いてくる、と思うのは 勘違いも甚だしい驕り(おごり)である

自分はお客さまに どのような印象を与えているのかということに、もっと関心を持つ必要がある。

無愛想な所は いくら技術的に上手くても 嫌がる方が多いと思います。

人生はこれからの時間の方が長いのに、「どうせ私は生れつき不愛想な人間」と決め込んでは駄目です。

(自分なりの)その姿勢、信念を曲げないことが素晴らしい人間と思っているなら、勘違いも甚だしい。

まず自分から 微笑むくらいはしたいね、人が笑えるのは警戒心を解くから笑顔の表情となってくる。

ところが、人と心を開くことが出来ない技術者は、笑顔になれない。

逆に、心を閉ざしているお客さまに向かって、笑顔で接して、心の窓を開かせ、自分のファンにして行くべきです。

「技術を磨く事と、自分自身の心を磨くこと」

それが出来なければ その人間の 開けた未来は無いように思える。

笑顔は与えても減ることはなく むしろ与えられた人の心を豊かにすることが出来るのである。

さらに、お客様の説明を 本当の意味で聞き取れていますか?お客さまは説明が下手です、

お客様に対し 思いやりの気持ちがなければ、お客様の本当の気持ちが汲み取れずに終わる。

「一つの口で話す事より、二つの耳」、人間は二つの耳があるので、自分が話すことより、人の話を聞く事です。

更に付け加えるのならば、「二つの目もある」我々理容師はフアッションセンスも持ち、その人の個性を、見た瞬間でわかるようになれば、おのずと要望していることが判るはずだ。

勿論こうした行動は、顧客だけに限らず、自分の周囲にいる人達から得ることによって 自分のものとしていくという態度も必要となる。

どんなに、「自分より劣る人間だ」と、勝手に決め付けても、実際には自分より 勝る所があり、そこに目をつぶると 人間としての向上は望めないだろう。

よく見て欲しい、他人だけではなく自分も見つめ直すことは、今この瞬間にできることである。

これから理容師を目指す方、お客様に対して、人と人との繋がりに ダイナミズム(dynamism)を感じて下さい

自分の一生の 働ける時間は決まっています。

その限られた自分の一生の時間を 理容師は切り売りしています。

「さあ」 貴方(理容師として)の一生の時間の、一時間はいくらで売ってくれますか?

茅ヶ崎市茅ヶ崎 844 アートヘアー カンカン 店長小松 清


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