理容店の疑問         

      その毛本当に捨ててるの?
      カットされた髪で金儲け?

理容店でカットした後、自分の髪の毛がどこに行くのか 疑問に思ったことは有りませんか。

実は・・・・

本当の事を 白状いたします。

理容店で集めた髪を お金に換えていましたー。

「ウ〜  ごめんなさい 今まで黙っていて・・・・


髪の毛を集める 業者がいて お金に交換してくれるのです。

(カンカンでは、お客様のカットされた髪を お持ち帰りも出来ます。)

ですが その業者に連絡は取れませんし、最近では髪の回収業者自体の話も聞きません。

勿論 カンカンをオープンして、一度も髪の回収業者は来ておりません。

私がまだ理容師を目指し、横浜でインターン期間中に 年に3回くらい その業者が来ておりましたが。(1970年代)

(髪回収の)業者と(店主との)契約が取り交わされていたかは 定かでは有りませんが、インターンの私には確実に仕事が増えました。

理容店内でカットされて 集まった毛髪を ストックして置かなければいけません。

45リットルのゴミバケツが一杯になるまで、床に落ちた髪とゴミの選別をしなくてはいけないのです。

ゴミが混ざっていると業者が文句をいいます、いそがしい時に分別をしているヒマは有りません。

仕事が終り、店内の掃除をしてから 技術者が帰った後 ゴミバケツをひっくり返し 手作業でゴミと毛髪を分別します。

ゴミ箱が毛髪で一杯になると 中のビニール袋の口を縛り部屋の片隅に保管しておきます。

4ヶ月位経つと、毛髪をぎっしり詰めたゴミ袋も3袋位になります。

かなり邪魔です、早く業者が回収に来てくれるのを待っています、邪魔なところに置いておくと私が怒られます。

業者が来て毛髪を回収してくれた時は、非常にさっぱりします。

しかも お金ももらえます。

みなさんも理容店、美容院に行かれ、ご自分の髪をテイクアウトしましょう。

ただし、当時業者が「はいっ」と言って、差し出し 私の手に乗せたのは、赤茶色の10円でした。

次の お金をまっていたが・・・ 業者「ハイ、それね!」 ・私「?・・・ ・・・」

10円玉から・・・業者の顔を見ると、笑ってません、四つの袋を両手に分け持ち、あっという間に出て行きました。 

私が終業後に行っていた、髪の毛とゴミを 手で分けていた事に対する対価です・・・(あ然としました・・・)

その十円も店主に渡しましたが、十円が欲しくて言ってる訳ではありません。

静かになった店内で、一人でやっていた分別が10円。

業者は「髪からアミノ酸を抽出する」と言っていましたが、中国では食品に使っている業者もいるらしいです。

ちなみに、先に述べたように 現在、髪の回収業者の所在は カンカンではわかりません、悪しからず。

PS たまに質問される、「切った髪はどうするの?」→毛髪は燃えるゴミです。

 

床屋でチョッとネタ



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